インビジボブルのアイデアが生まれたのは、開発者のソフィーが大学1年生の時。
自分を含め、周りの女の子たちは頻繁に「まとめ髪」をしていました。なぜなら、髪をまとめておけば、教科書を見る時も快適で、まとわりつくような暑苦しさから解放されるから。
つまり、彼女(たち)にとって「まとめ髪」は日常であり、特別なものだったのです。
ソフィーのお気に入りはポニーテール。でも彼女には大きな悩みがありました。それは「毎朝の頭痛」と「髪の毛のよじれ」。
この悩みはソフィーだけではなく、周りの女の子たちも同様に抱えている悩みでした。
とある夜、大学主催のパーティーに参加した日のことです。
ソフィーは、絞り染めのブラウスにキラキラのベルボトムパンツ、まぶたにマルチカラーのアイシャドウを乗せ、沢山のアクセサリーを身にまとっていました。パーティー会場から帰る途中、遊び狂ったようなボサボサの髪に気付き、イケてない自分の姿に嫌気が差します。
そんな時に目に入ったのが、寮の壁にかけてある古びた電話。ソフィーは、もうずっと使われていない電話のコードを引き抜いて、奇抜な見た目をさらに目立たせるかのごとく、その“特別なアクセサリー”で髪の毛をまとめたのです。
パーティーの翌朝、ソフィーは昨夜の余韻を感じながら、何かがいつもと違うことに気付きます。なんと、大きな悩みだった「毎朝の頭痛」が起こらなかったのです!
いつもと違うのは、ソフィーの髪を留めているものが“電話のコード”だということ。そして、コードを髪から外した後、「髪の毛のよじれ」がいつもより少ないことにも驚きを隠せませんでした。
この瞬間こそ、ソフィーが、自分自身と多くの女の子を助けるアイデアを閃いた瞬間です。
インビジボブルのアイデアは生まれたものの、ソフィーには彼女の発想をより具体的にしてくれる誰かが必要でした。
ーそこに現れたのが、今のビジネスパートナー「フェリックス」です。ソフィーはフェリックスと共に、ドイツの技術者の力を借り、最良の素材と仕様に基づいて、半年かけて最初のインビジボブルを形にします。
初めてのテスト導入は2012年、ドイツで行われました。
その後一年間、お客様からのフィードバックを集め、ソフィーとフェリックスは継続的に商品の改良と開発に力を注ぎます。
そして2013年、ついにインビジボブルが世界に羽ばたく時が来たのです!
以来、インビジボブルの需要は拡大。現在、70か国以上もの国で販売されています!